石舞台古墳の発掘では、さまざまな試みがなされました。映像で発掘の経過を記録したこともその一つです。
土砂を掘り上げ、トロッコで運び出す人々。ウィンチを設営し、巨石を巻き上げ移動させる様子。ここでは16mmフィルムに収められていた映像のごく一部をダイジェスト版として紹介しています。ガラス乾板が切り取った一コマの背後にあった、さまざまな作業の一部始終は、京都大学研究資源アーカイブ映像ステーションにおいて見ることができます。
発掘調査から80年余りたった今、写真と映像とが一体となって鮮明に呼び起こす発掘調査の記憶。これらの記憶を、私たちは未来にわたって大切に伝えていきたいと考えています。
撮影:禰津正志(京都帝国大学文学部考古学教室)
編集:禰津正志・末永雅雄(京都帝国大学文学部考古学教室)
撮影年:1933年・1935年
資料提供:京都大学大学院文学研究科
デジタル化:京都大学研究資源アーカイブ(2009年)
本編の上映時間:26分
ダイジェスト版制作:京都大学研究資源アーカイブ(2011年)
ダイジェスト版の上映時間:2分